鍼灸院の開業時5つの間違い

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鍼灸院の開業時5つの間違い

言われてみれば当たり前のような当たり前ではないような、そんな話ですが間違いやすい5つの要素を書きだしてみました。
開業時に思わずしてしまいやすいミステイク5つ。

小さな鍼灸院は商圏を絞ることから始めるべきだ

「商圏」というは、対象とする患者さんのいるエリアのことです。
宣伝や周知を有効に進められるから、商圏を絞った方が有益である、という考え方。
商圏を限定するということは、最終的にはあっている気がします。
ただ「結果的にそうなる」ことであり、「そこから始めるべきではない」と思います。

患者さんはどこからでも来ます。
極端な例では北海道の鍼灸院に九州から患者さんがくることもあります。
飛行機に乗って泊まりがけでです。
患者さんに必要があって、そこに有効な解決があるなら、患者さんはどこへでも行きます。
近所の人は魅力を感じなくとも、遠方の人は魅力を感じるということも十分あるので、すべきことは「自分が何の役に立てるのかをきっちり伝えること」です
商圏ありきとか、そういうことではないのです。
まぁ、しかし、それでも結果としてなんとなく「商圏的なもの」はできてきます。
それは結果論ですが、そこのエリアに対して強くアピールしていくのは良いと思います。
ですので、結果的にどこが自分の商圏なのかを知っておくのは重要だと思いますが、最初にそれを設定する必要はないと思います。
(初期にはなんとなくイメージするのは良いかもしれません…)

鍼灸院も優良立地に院を構えた方が良い

1等立地に鍼灸院だすなどの固定費がかかる戦術は避けた方がいいです
家賃は固定費です。継続的に続く費用です。
もちろん、安ければ場所はどんなに劣悪でも安いだけいいのかというとこれも違います。
立地には「宣伝作用=知ってもらう作用」もあるので、家賃をそのようにみる見方も重要で、ようはそのバランスです。
他の知ってもらう媒体も考慮して、家賃の限界を決めた方が良いです。
(そういうものの、立地の問題は意外と難しいですね…)

世間の流行やニーズに合わせた治療を取り入れる方が良い

矯正や整体など流行りのメニューを取り入れることが有効だ、という考え方です。
もしくは、「ちょっとした不調感を感じている人が多いからそういうニーズを満たす治療をしよう」というニーズに合わせたメニューでいくスタイルです。
一つの考えとしては間違ってはいないのです。
ただ、こういうのは大手の治療院グループが取る方法な気がします。

小さな鍼灸院でやるのはうまくないです。
ひとり鍼灸院が必要とする“パイ”(患者さんの数)はさほど大きくないので、気にするべきは「世間のニーズより自分のウリ」です
「自分の鍼灸院が、なぜ“あなた”(語りかけたい患者さん層)に良いのか」を伝え、それに共感する患者さんに誠意を持って治療するスタイルの方が、きっと自分も患者さんも得になります。
自分の鍼灸に自信を持って、アピールして、提供しましょう(^^)/

治療費は業界平均値にならった方が良い

日本規模で見ると幅があるでしょうが、地域の鍼灸院を見渡すと「大体このくらい」という平均の治療費ってありますよね。
自分の院の治療費を決める時、それを模せば安心・安全・合理的という考えです。

これは違います。
治療費設定の基本は外部要因より内部要因です。
ようするに、自院の経営の仕組みから計算すべきということです。
治療費ありきではなく、収支の計画ありきなのです。

目標とする売上はいくらか?
それを達成するためにどのくらいの治療回数が必要なのか?
1回の治療時間はどのくらいかかるのか?
営業日数からすると、最大で何回治療できるのか?
・・・そんなことから計算していきます。

参考記事

治療費を決める方法
自分の鍼灸院の治療費を勘や今までの経験から決めていませんか? 治療費にも決め方があります。 そんな話。

新規開業の時には大きく宣伝した方が良い

最初は資金があるし不安も強いので思わず、「ここでバッと宣伝とかに費用をかけたらブレークするんじゃないか」「いやいや、ブレークするはずだ」「ブレークして欲しい」「ブレークしないでどうする」などと妄想をふくらませてしまいます。
『用意周到』が出来るのかどうかに限ります
スタートダッシュに向けて準備をしてきたのなら上手くいく可能性もある(ようです)。

ただ、始めること(=開業準備)だけに追われ、特別に宣伝などを準備してきたわけでないなら、スロースタートが絶対お勧めです
そういう中での大きな宣伝(=費用をかける)は上手くいかないことが多いようです。
もしくは、上手くいってもそれに対応できるだけの自分の準備が出来ているかという問題もあります。
まず資金(おカネ)はあった方がいいですから、その面でゆっくりやりたいです(^_^;)

どちらかと言うとひとり鍼灸院では、おカネをかけないでできることを「時間と気力を使って」していった方が良い気がします
無料ブログ、無料ポータルサイト登録、無料SNS、患者さん向け資料を手作り、自分の足でポスティング、紹介依頼・・・など。
地味な無料(もしくは格安)策を積み重ねるのみ。
あとはやるかやらないかだけ。

プロフィール
この記事を書いた人
めしたけ

首都圏のベッドタウンで鍼灸院をやっています。
鍼灸師キャリアは約20年。
短期の繁盛(=成功)よりも、安定継続(=失敗しない)を目指しています。
3人の子育て中のシングルファーザーでもあります。
開業・経営・生活全般など、あれこれ書きます。

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鍼灸院経営とひとり親生活のハナシ