ひとり鍼灸院にある4つのメリット

鍼灸師・鍼灸学生
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一人鍼灸院は危うい?

経営コンサルがよく言うのは一人治療院のデメリットやリスクです。
「一人で鍼灸院をしていて自分が倒れたら生活はどうするの?」
「近所に大手の競合店ができたらどうするの?」
「施術・広告・会計・雑務、すべて自分でやるのは大変でしょ?」
「上手くいっても売上の上限値が低くない?」

まぁ、そうかな。
たしかに一理あります。
なので、従業員の雇用や分院展開などを目指すのも考え方としては真っ当です。

ただし、デメリットの反対側にはメリットがあります。
今回は、ひとり鍼灸院ならではの「良いこと」を書いてみます。

自由

圧倒的に「自由」です
自由は「軽さ」です。背負うものが少ない身軽さ。
これは背負っている人にはない、圧倒的なアドバンテージです。
もちろん、自由を好む人にとっては譲れない価値でしょう。

プライベート的にも自由がきく仕事はメリットでしょうが、ここでは仕事面でのメリットを書きます。
一番貴重なのは、仕事関係の情報を誰か(従業員)と共有しなくてよいです。
ですので、基本的に言語化する必要もありません。
自分の頭の中のハードディスクだけに収納しておけば良いので「楽(らく)」です。

自分が資産

会社の資産とは「ヒト、モノ、カネ」ですが、鍼灸院はそのうちヒトに重点が置かれた形態の仕事です。
ヒトパワーが鍼灸院のパワーです。
すると、一人鍼灸院では自分こそパワーです。

鍼灸院の力を上げるためには、自分の能力を向上させれば良いので、組織で仕事をしている以上に簡単です。(…と私は考えますが、チームの方が良いと感じる人もいるでしょうね。)
自分に投資して成長した分は、失われることもないし、成長できる喜びもあります。
しかも院も良くなるのです。
これって素晴らしくないですか。

一人という軽快さ

自分が右に向かいたければ、思った時点で右折可能です
この機動力は魅力です。
これがチームの鍼灸院なら、スタッフへの周知や意向の確認などに時間や手間暇がかかります。
段取りと時間がかかる。
そう考えると、1人鍼灸院ならではの機動力の活かし方がありますよね。

また、対患者さんにおいても、全て自分が対応しますから全患者さんのことを知っています
どのような人か、体か、悩みか。
「その人のその時に合わせた対応が可能」です。
また、一人で出来るのは小さな活動なので、必然的に経費なども小回りがききますから極端な対応だってできます。
つまり「とってもあなただけ」な対応がフレキシブルにできます
これはスタッフが多数いるような院では難しいことです。

自己責任の最小単位

院の運営がうまくいった場合のすべての恩恵を自分が受けることができます。
また、マズい事態が起こったとしても、それは自分が関係した事案でしょうから自業自得です。
全てが自分で蒔いた種だから刈り取るのも自分自身、ということです。
他人のまいた種は一切ないので、棚ぼた式のラッキーもありませんが、連鎖的な不祥事もありません
素晴らしいことです。

まとめ

一人鍼灸院は、治療院の文化(=社風)と自分の価値観が一体です。
通常の組織では
、社風と自分たちの価値観に統合努力を要するものです。
つまり「あなた」の魅力次第ですから、患者さんが「あなたにお願いしたい」と通ってもらえないと閉院です。

一人鍼灸院は諸々と小規模ですから、周囲の多くの競合の中に埋没しやすいです。
小さな声で呼びかけていても、ほとんど響きません(=新規が来ない)。
知ってもらって、選んでもらえるような活動も大事だと考えます。

普段は一人の仕事を満喫していても、一緒に活動する仲間がいたら心強いとか・物理的に楽とか・売上が上がるとか想像すると組織化の良いことも少なからずあります。
そんな時、従業員雇いたいなぁと思わなくもないです。
(※今までに雇用も経験していますので余計に…。)
利点欠点は裏表ですので、どちらかが優れているということはないでしょう。

ひとりでいると院長は孤独ですよね
従業員が欲しいのは寂しいだけかもしれません。
自分の望む姿や自分の特性や経営的にも考えて冷静に判断したいものです

一人鍼灸院も心身ともに心地よいものであるのも事実ですから…。
(※それに、人を雇っても孤独感はなくなりません(笑))

プロフィール
この記事を書いた人
めしたけ

首都圏のベッドタウンで鍼灸院をやっています。
鍼灸師キャリアは約20年。
短期の繁盛(=成功)よりも、安定継続(=失敗しない)を目指しています。
3人の子育て中のシングルファーザーでもあります。
開業・経営・生活全般など、あれこれ書きます。

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