鍼灸院って失敗しやすいの?

鍼灸院経営
スポンサーリンク

鍼灸院の廃業リスク

閉院
鍼灸院を運営する上で、困る最たる事は「廃業」ではないでしょうか。
正直、おっかないですね。
最大のリスクが廃業だとしたら、鍼灸院の廃業の危険性はどのくらいあるのでしょうか?

まずそういった正確なデータなどにお目にかかったことはありません。
多分、データはないのでしょう。

逆に「成功するのは数%ほどだ」と言われます。
この「成功する」の定義がよく分かりませんが、仮に「サラリーマンで年収1000万円稼げる人」の割合が4%程なので、それと同等に成功している鍼灸師がいると仮定すれば「4%が成功する」と言えるかもしれません。
残り96%は、ぼちぼち~稼げていないと仮定します。

また「登録鍼灸院の30%程度は、登録しているものの稼働していない」とも聞いたことがあります。
すると(登録上生きているけど実質死んでいる)ゾンビのような鍼灸院が多数あることになり、このような稼げていない鍼灸院は廃業の危機にあると仮定すれば、廃業リスクは30%程度になるでしょうか。

3院に1院が廃業リスク?これって本当でしょうか?
実際に周囲の鍼灸院を電話帳などで確認してみると、なんだかんだ同じメンバーのまま、きっちり生き残っている気がします。
多少の増減はありますので絶対生き残る訳ではないことは分かっていますが、私自身は、3院に1院ほど鍼灸院が廃業するとは思えません。
もっとグッと少ないはずです。
感覚値では10%程度でしょうか。(←あくまで感覚値です)

整骨院も厳しい

整骨院

私が鍼灸師を志した頃は、まだ学校規制があったし、整骨院は保険でウハウハだと言われていました。
逆に「なんで鍼灸師なんかの学校に行くかねぇ?」みたいに言われていました。

しかし、時代は移り変わります。

今、柔整の保険診療は厳しいようです。
医療保険制度の中で若干弱い者イジメ的なバッシングも兼ねつつ、厳しい時代になっています。
社会保障費の抑制の大義の元、より適正に厳格になっています。
保険が使いづらく、保険診療では売上が上がらないということです。

結果、自費移行でサバイバルをはかる整骨院も少なくありませんし、一店舗当たりの売上も減少傾向です。
最終的には、経営不振から閉院というケースも増えています。

そのような姿を見ているせいか、柔整学生さんは開業するより勤務柔整師を目指す人が増えているみたいです。
オドロキです( ̄□ ̄;)!!

ただ、同時並行的に就業環境も整ってきた傾向もありますよね。
マネジメントに力を入れて、人を育てて、チェーン展開して、安定的に地域支配を進めたい「強者の戦略」のところも出てきています。
使い捨てる人材育成ではなく、長くいられるように育てるスタイルは、長期間の勤務柔整師を育む下地だと思います。

整骨院の会社化ですね。
勤務柔整師として生きていく方向もアリなのかな、と思ったりもします。
独立するだけが能じゃないぜ、と。

勤務鍼灸師で定年まで??

鍼灸院でも同じことが起きるのでしょうか!?
固定給(賞与アリ)・週休2日・厚生年金あり、で定年まで勤めあげるスタイルの仕事観。
一部ではチェーン展開している鍼灸院もありますが、まだまだその芽は小さい気がします。
鍼灸院はまだまだ一人(もしくは二人程度)の極零細経営から抜けられない感はあります。

ただ、鍼灸業界だって(経営難なのに資格保持者の増加という)構造は同じですから、雇用条件を整えて、勤務を希望する人をさがせば良い人材を確保できる時代ですよね。
訪問マッサージ業界がその好例でしょうか。
盛況ですね。
今後、訪問マッサージの業態はどうなっていくのかに興味あります(^^ゞ

このように時代は移り変わりますからトレンドの変化には注目です。
個人でやり続けるにしても、外部環境の変化にはアンテナを張っていないとマズイです、はい(^^ゞ

まとめ

あくまで一人鍼灸院の開業鍼灸師だけに話を絞れば、経営が厳しいことをふまえて生活収支を考えればいいのです。
生活の為の収入が少ないなら、生活費を減らせばいいのです。

そうすれば、細々とでも継続していける仕事だと思います、鍼灸院は。
低収入でも家計を維持できるように支出を抑えれば、わりとどうやっても院運営は大丈夫でしょう。
自分の希望するスタイルを貫くことができる仕事だと考えます。

希望するスタイルが、週休3日でのんびり仕事するとか、とことんこだわりの濃厚さでひとりひとり手厚く治療するとか、古典を読みふけりたいとか、そんなマイスタイルの達成は可能でしょう。
これは経営を考えても考えなくても、何とか達成できるでしょう。

でも、院を運営していく総合的な要素の中で、どこかが大きく欠落しているとそれは致命傷になるかもしれません。
自分らしい院の達成のため、運任せよりも出来ることがあります。

経営についても学ぼう、ということです。
鍼灸院運営のパーツを一つ一つ確認して、自分の足りないところや充実しているところを知ることです。
治療院運営のパーツのなかの大きな要素が「経営」なのです。
なので、おろそかにはできないと思っています。

潰れないためにも、長く継続するためにも、総合的に学びたいものです。

プロフィール
この記事を書いた人
めしたけ

首都圏のベッドタウンで鍼灸院をやっています。
鍼灸師キャリアは約20年。
短期の繁盛(=成功)よりも、安定継続(=失敗しない)を目指しています。
3人の子育て中のシングルファーザーでもあります。
開業・経営・生活全般など、あれこれ書きます。

めしたけをフォローする
鍼灸院経営
スポンサーリンク
めしたけをフォローする
鍼灸院経営とひとり親生活のハナシ

コメント