治療費を決める方法

鍼灸院経営

自分の院の治療費ってどう決めてる?

ぼくは周辺の鍼灸院と同じくらいの治療費にしたよ。

私は以前勤めていた院と同じにしたわ。

えっ!
それでいいの?

ダメなの???

じゃあどう決めればいいの?

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最初に売上目標を考える

治療費を決める方法は人それぞれだと思います。
とくに絶対これでなきゃということもないでしょう。
意外と周辺の同程度、で上手くいってしまうことも少なくありません。

ただし、よくよく考えると全くナンセンスな金額設定になっていた、ということもあります。
その辺を考えてみようと思います。

まず、最低限の売上目標を決めます
このくらいは稼いでおかないとまずいよね、という金額です。

生活費+経費がその目安です

ここでは最低限の売上目標を40万円としました
あなたならいくらでしょうか?

治療費を逆算する

次に治療費を導き出すために、この40万円を何人から払ってもらうかを考えます。

100%の状態を知る

まず、マックスの額を知るところから始めます。
1ヶ月で最大に働いていくら稼げるのかを計算します。
鍼灸治療は時間商売なので、金額を決める前に治療人数の方が決めやすいです。

大事なのは施術人数です。
あなたの施術は、患者さん一人にどのくらい時間がかかりますか?
ここでは40~50分程度とします。

ベッド数によっては並行して治療できるかもしれませんが、ここではベッド1台として計算します。
すると、患者さんの次の予約の人も同じベッドを使うので、先の患者さんが着替えて出てきて、それからベッドを整えて、次の患者さんを誘導するので、どうしても時間が必要になります。
それを含め余裕を持って一人1時間かかるとします。

1日の治療時間はどのくらいですか?
たとえば、9時から12時までと14時から19時までの診療とすれば、1日8時間です。
週休2日だとすると、1ヶ月の稼働日数は20日間になります。

1日8時間だから最大8人治療できます。
20日間で160人です。
ですので、最大治療人数は月に160人になります

160人で40万円を稼げばいいとするなら、あとは割るだけです。
400,000÷160=2,500
1回の治療費は2,500円になります。

現実的な数字で考える

お、ずいぶん安く済むね。

いやいや、まだだよ。
よく考えよう!

予約表に毎日・目一杯の予約が入っていて、ひとりも欠員なく来院したと仮定しての40万円達成です。
稼働率100%。この仮定は非現実的です

そんな都合よく予約は埋まらないという非現実性。
稼働100%で働き続けることの非現実性。
最低目標額を100%状態で達成しようとしている非現実性。

最低の目標売上は月40万円ですから、これを稼働率50%で達成できるようにはしたいです

施術の方法や施術者の体力などにより様々でしょうが、自分の場合です。
稼働率は60%程度でまぁまぁ忙しい
曜日や時間帯によっては一息つく時間は必ず確保できます。
(稼働率60%というのは、診療時間中(8時間)連続治療している状態の60%ということで、治療時間が5時間弱(4.8時間)ということです。)

稼働が80%になると、一息つく暇もないくらいのイメージになります。
なので稼働率80%が継続するようだと体力的にはキツいはずです。

継続して毎日毎日の治療をするなら、稼働率60%~70%程度が上限でしょう
現実的には上限を稼働70%くらいと見積もります。
8時間の営業時間中に、毎日5~6人の患者さんが来る、という感じです。
先ほどの仮定の話では、月100人くらいですね

最終的に治療費に落とし込む

現実的には稼働60%や70%はあり得ますが、それを基準値にしては、少々ハードルが高いです。

毎日ほどほど忙しく働いて(稼働率60%)、手取り20万円はちょっと切ないですよね。
(※売上40万円だと手取りでは20万円強になると思います。)

もしくは、そんなに患者さんが来るなら、それは細々治療院じゃなくってそこそこ繁盛治療院です。
ここでは、稼働率50%でも、最低売上目標に達するような計算をすることをおススメします

MAXで1日8人の稼働率50%は、1日4人になります。

毎日平均4人を治療することで、目標の月商40万に達するように治療費を設定しましょう。

1日4人なら月に80人(1ヶ月20日営業)です。

80人で40万円にいくような治療費は、1人5,000円になります。
ですので、治療費は5,000円に設定する、となります。

まとめ

治療費はこのように『目標売上』からの逆算がおススメになります。

目標売上の設定がキモになりますよね。
目指す目標が高いのは良いことです。
ただ、その値があまりに高い場合は、より魅力的な院づくりが必要不可欠になります。
適度な金額であれば、適度な努力で済みます(笑)
なかなかに経営は興味深いですね。

プロフィール
この記事を書いた人
めしたけ

首都圏のベッドタウンで鍼灸院をやっています。
鍼灸師キャリアは約20年。
短期の繁盛(=成功)よりも、安定継続(=失敗しない)を目指しています。
3人の子育て中のシングルファーザーでもあります。
開業・経営・生活全般など、あれこれ書きます。

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