鍼灸院の良い立地とは?

開業について
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立地は重要?

「一に立地、二に立地、三四がなくて五に立地」という言葉があるそうで、店舗商売をするうえでの基本のようです。
鍼灸院だって店舗商売ですから立地が重要なはずです。
実際、開業の際に「鍼灸院の立地は重要だろうなぁ…」と感じているはずです。
でも結局、いろいろな制約や構想不足や経験不足から、あまり考えることなく「とりあえずここでいいか」になりがちです。

個人的な結論を言えば、立地なんてどこだってダメじゃないです
ひとり治療院の経営規模などを考えると、結局「どこでも大丈夫じゃないか」という気がします。

雑居ビルの高層の一室。
オートロックのマンションの一室。
アパートの一室。
戸建の自宅の一室。
商店街の貸店舗。
ロードサイドの貸店舗。

・・・どこにでも鍼灸院はあって、それなりに継続していますから「どこでも大丈夫」です
私が言う「どこでも大丈夫」は「細々と継続するなら」です。(“細々”は月商50万円程度です。)

こう言えるのも、立地自体は、患者さんに自院を知ってもらう「ツールのひとつ」だからです。
ホームページなどツールは他にもあって、「立地がイマイチならそちらで頑張ればいい」だけですので、立地はさほど決定打ではないと考えます。

ただ、繁盛鍼灸院を作りたいと思うなら患者さんの数が大事です
繁盛するにはより多くの人に知ってもらって、より多くの人に来てもらう必要がありますから「良い立地」の方が成功確率が高いことは想像できます。

考慮した方が良い立地の3要素

少しでも「良い立地」を考えるとしたらどのようなことを考えたら良いでしょうか。

立地の基本は【人がいる場所か?】【行きやすい場所か?】【安心感が出せる場所か?】の3項目です。

人がいるか?

エリアにいる総人口という意味での「人の数」がまず最初です
「人間がいるかどうか?」で考えると、まずムラ的な場所は総じて難しいじゃん、となります。
ホントにそうだと思います。
基本的には人の数は大事です。
ただし、田舎エリアは競合もいないので、「老若男女、誰でもウェルカム!」と間口を広くとる戦略が功を奏する利点もあります。

それ以上に「自分の求める人がそれなりにいるか」もあります
「子ども対象に鍼灸したい」と思って、高齢世帯が多く済むエリアに鍼灸院を構えても難しいですよね。
そういうこと。
ターゲットを意識した場所を選ぶ、のが重要。
もしくは、場所柄のターゲットを逆選択していくというのでもあり。
例えば、主婦をターゲットに…と思っていたけど、じつは独身女性が多かった、なんて場合は「働く女性」向けにするとか。

行きやすいか?

電車社会なら、ターミナルの駅にあったり、ともかく駅から近い、など。
車社会なら、分かりやすい通りにあったり、駐車場がしっかり完備されている、など。
院の入口までのアプローチもありますよね。
階段しかない3階とか、イヤだなぁ…。
当たり前のことですが、通いやすいのは親切です

ただし、利便の良い場所はその分家賃も高くなる傾向がありますので、無理しなくても良いです。
なぜなら、この要素(行きやすさ)は院の持つその他の魅力で十分挽回可能ですから。

安心感があるか?

周辺の治安や雰囲気なんかも「安心感」に関連します。
駅から院まで歩道が暗い、とかイヤですよね。

また、入口からスッと入りやすいってのも大事ですよね。
ドアがガラスになっていて中の雰囲気が垣間見れるのは嬉しいですよね。

これも他の要素で挽回できるから絶対条件ではありません。

まとめ

たとえば、ターミナルになる大きな駅(=一見客が多い)で、駅から徒歩30秒(=行きやすい)で、1階のテナント(=見えやすい)だとしたら完璧です。
これが一等立地です。

でも、これって「ひとり鍼灸院」にとって良い立地でしょうか?
ひとり鍼灸院では対応できる人数が限られますし、資金力が乏しいのが常ですから、いわゆる一等立地などは対象外になります。

立地選びでは、自分の院を「知ってもらって通ってもらう」というキーワードがいかに適うかを考えると良いでしょう

●人の集まる施設がある(スーパー・公共施設など)
●ランドマークがある(説明しやすい建物など)
●交通の便が良い(複数の交通手段が可能・渋滞しない・たどり着くまでが容易など)
●駐車場が広くて台数がある
●入口が分かりやすい
●開放的である
●目立ちやすい看板が出せる
・・・などでしょうか。

また、そもそも自分の鍼灸院が求める患者さんに多く来てもらう事で、円滑に循環します。
ですので、「自分の鍼灸院が求める患者さん」(逆に言えば「あそこに行きたい!」と言ってくれる人)が多くいて、その人たちにとって通いやすい場所であれば、それが好立地ということになります

まずは「自分の鍼灸院が求める患者さん」がはっきりしていないと場所を絞ることもできない状態になります。
経営の為の「設計図」(=戦略)次第という事です。
既に開業後であれば、今ある場所に適した患者さん像を逆に描くことが重要かもしれません。

先ほどの繰り返しですが、立地自体も一つのツールですから、知らせたい相手を決めたら、その人に届くようなツールを総合的に活用していくべきです
立地+ホームページ+看板+チラシ…などです。

あくまで総合力が重要。
ですから、立地ばかりに注力するのも違うし、立地をおろそかにするのも違うかと考えます。

プロフィール
この記事を書いた人
めしたけ

首都圏のベッドタウンで鍼灸院をやっています。
鍼灸師キャリアは約20年。
短期の繁盛(=成功)よりも、安定継続(=失敗しない)を目指しています。
3人の子育て中のシングルファーザーでもあります。
開業・経営・生活全般など、あれこれ書きます。

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