鍼灸院長におススメの「治療院経営本」4冊

鍼灸院経営
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鍼灸院経営に関してのおススメ書籍

経営を知らなくても、多くの人が売上的低空飛行は続けられるでしょう。
細々となら、何とかやっていけると思います。
(※低空過ぎるのを嫌って転職する人はいますが…。)

でも、だから大丈夫です、とは言いづらい。
最近、結構競争が厳しいですからね…(涙)
ただただ鍼灸院を毎日開いていても、売上はそう簡単には上がっていきません。
少しでも上向かせるためのアクションが必要になります。
ともかく、技術だけに関心を持って院運営をしていると、経営面では厳しくなりやすいです。
そこまで腕だけでやっていける人は少ないと思うからです。

技術と同じくらいに学ぶべきは「経営」です。
とくに書籍は良い勉強ツールになります。
安いし、情報量もそこそこありますから。

タイプとして「一般的な経営本」と「治療院向け経営本」があります。
両方大事ですが、今回は「治療院向けに書かれた経営本」の中からおススメの本を紹介します。

『学校では教えない儲かる治療院のつくり方』

『学校では教えない儲かる治療院のつくり方』(吉田崇・同文館出版)

治療院コンサルタントである著者による治療院づくりの経営本です。

著者がコンサルなので、治療家が書く経営本とは一線を画す内容になっています。
それを、現場を知らない素人提案ととるか、第三者目線を興味深いととるか、に分かれそうな読後感です。
偏らず多様な視点で経営を考える意味で一冊は読んでおくこともおススメできるので、紹介します。

ブランドづくりをしよう。
地域一番を目指そう。
サービス業であることを知ろう。
…などといかにもコンサルが言いそうなことが書いてあります(笑)

コンサル目線なので、治療院をどう見せるか、の示唆には富んでいます。
そのための具体的なツール(POPやパフレット、看板など)の事例紹介もあります。
なかにはすぐに取り入れられるようなツールもあります。
こういう「ちょっと高い視点から経営を考える」視点は悪くないです。
どうしても治療家は治療家目線べったりになってしまいやすいですから…。

グループの整骨院・個人の整骨院・自費整体院・鍼灸院、とすべての治療院に対応した内容になっていますので、自分のケースには当てはまらないような提案も少なからずありますが、そこはご愛嬌くらいに考えてください。
何を採用するかしないかも、自分で取捨選択しないといけませんね。

最初に書いた通り、一冊くらいはこういう本も読んでみると良い、という紹介でした。

『治療院リラクゼーション経営塾』

『治療院リラクゼーション経営塾』(花谷博幸・かんき出版)

整骨院の経営者で経営コンサルである著者の「治療院経営本」。
経営についての「考え方から実務まで」を簡単に一通り書いてあるので、ひとり鍼灸院を目指す人にも一読の価値ありです。
軽い本です。
ただし、「人を何人か雇っての整骨院」を営んでいる著者だけに、整骨院経営についてのネタが多い気がします。

またこの本は、ノウハウ本ではなく自己啓発本に近いです。
治療家として成功したければいかに生きるか、という視点で書かれています。

ですので、保健所へ出す「開業届」の書き方・税務署へ出す「青色申告」の始め方・開業時の必要になる備品の内訳…などの話でてきません。
開業時には「運気の良い時期を選び」「金融機関に認められるよう借金をし」「土地を知るためにポスティングをしろ」というようなことが書かれています。
また、治療家の人生設計の一環として資産形成が必須との思いから、割と多くのページを割かれています。

「え~そうなの!?」と納得のいかない部分と、「ほぉ~なるほど!」とキラリと光る部分が混在しているところが、この本の魅力です(笑)

治療家としての生き方や治療院の経営思考について、自分の考えや想いを再確認する意味でも読んでみると良いでしょう。

『誰も教えてくれない整体院・治療院商売の始め方・儲け方』

『誰も教えてくれない整体院・治療院商売の始め方・儲け方』(NAGAOKA・ぱる出版)

整体院を営む著者による、とにかく稼ぐためのシンプルで具体的なノウハウが欲しい人向けの経営本。
「カネを稼ぎたい!」という目的意識の濃い、アクの強めの本です。
おもに整体院向けですが、想定しているのが「ひとり整体院」なので「ひとり鍼灸院」でも応用は可能です。
(※サンプルにあるチラシの内容は鍼灸院では完全アウトです。)

かなりオープンに自院の方法を開示しているのも特徴です。
チラシやホームページの作り込み方を、自院の現物を出して解説しているので、「ほぉこれがうまくいくチラシかね」としげしげ眺めたいです(笑)
エッセンスは参考にしたいです。

成功整体院へのアクションは…
1)費用を最低限にして開業する。
2)サンプルチラシを参考にチラシを作り1万枚ポスティングする。
3)ホームページを作り込んでネット集客する。
4)オンラインもオフラインも広告宣伝をしっかり行う。
5)来たお客さんをリピートさせる仕組みを築く。
6)結果、ひとり整体院で月商100~150万円はさほど難しい事ではない。

まぁ内容はこんなところです。

おそらく好き嫌いの分かれる本です。
嫌悪感を抱く人と、嬉しくて興奮する人に分かれそうな内容です。

「治療院経営はキレイ事ではない。結果的に稼げるかどうかだろ」というある意味正論の本です。
心の奥底にはそういう思いがあるのなら、ぜひご一読を。

読んでいて見習うべき一番のポイントだと感じたのは、著者の努力です。
著者は自分のスタイルでの努力を惜しみなくしています。
努力の方向やスタイルに共感するかしないかは別としても、これだけ考えて努力するんだから成功するのだろう、のは分かります。
嫌悪を感じる人も、自分は自分のスタイルでこれだけの努力をしているのか、を振り返る材料にはなります。
自分の経営スタイルを自己認識するうえでも参考にどうぞ。

『整骨院経営バイブル』

『整骨院経営バイブル』(中川忠典・現代書林)

グループ整骨院を経営中の著者が、自身の経験をもとに書いた整骨院の経営本です。
1日の患者さんが「30人まで」「60人まで」「90人まで」に、それぞれ壁があると説きます。
その壁をどう突破するかについて書かれています。

内容は、ノウハウ本(テクニック集)ではありません。
治療家の人間性や取り組む姿勢、院経営の方向性についての指南が書かれています。
それらをきっちりやれば、小手先のテクニックなどどうでもいい、と言いたいのでしょう。
(※確かのその通りだと思います。)

整骨院の成長戦略なので、柔道整復師の人にとっては全編役立つと考えます。
ただし、ひとりで細々やっていきたい柔整師や、ひとり鍼灸院の鍼灸師にどこまで活用できるのか??

「1日30人になるまで」のパートが役立つと考えます。
それ以降は「ふ~ん、整骨院を拡大するってそういうことなんだぁ」と思って読む程度でもよい。

著者は本の中で、「(1日の来患数)5人を30人にするのはさほど難しくない」と言います。
「基本事項を見直し、足りないものを補えば、よほどの悪条件でない限り30人は達成できる」と言います。

その基本事項とは「患者さんを満足させる技術」「(同じく)知識」「人間力」だそうです。

それを言っちゃおしまいよ、という内容ですね(苦笑)
自分に備わるそれらのレベルが分からないからみな苦労するのではないか、という突込みはできます。
ただし言っていることは至極正論。
数字が至っていないのなら「己を見直すべし」です、はい。
どう見直してよいかの指導はないのですが…、この本は「檄」かな。
ノウハウ本ではなく精神的刺激注入本です。

院長(経営者)目線で書かれているので、自分が院長になった気持ちで読むことができます。
その際に起こる課題ごとにどう対処していくのかが説かれているので、追体験するかのような感覚になり、読みやすいです。

まとめ

鍼灸の技術本を読んでも感じますが、「本を読めばうまくなるわけではない」のです。
経営本も同じです。
本をたくさん読んでも、経営の蘊蓄マニアにはなれるかも知れませんが、経営力はつきません。

結局は、実践なんですよね。

自分で行動した分だけ得るものがあります。
本だけ読んで行動しないなら、本は読まなくても良いです。
何かしらのアウトプットが出来て初めて本は活きますので、読んだからには何かしましょう。

その為にはきっと役立つ内容の本たちです。

プロフィール
この記事を書いた人
めしたけ

首都圏のベッドタウンで鍼灸院をやっています。
鍼灸師キャリアは約20年。
短期の繁盛(=成功)よりも、安定継続(=失敗しない)を目指しています。
3人の子育て中のシングルファーザーでもあります。
開業・経営・生活全般など、あれこれ書きます。

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