鍼灸師との結婚を考える人へ

鍼灸師・鍼灸学生

鍼灸師って自営業じゃん。

 

開業している人はそうよね。

 

自営業って結婚に向いてないとか聞くけどホント?

 

う~ん、どうだろう?
その辺は人によるんじゃない!?
なんで?

 

将来的には結婚したいんだけど、自営業って不利なのかな、ってね。

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鍼灸師が結婚相手?

「開業鍼灸師って結婚相手としてどうなのよ?」という質問が載っているサイトを拝見しましたので、それに触発されて書いてみます。

毎度のことですが、全ては人によります。
相手の資質や環境、そして自分との相性などは千差万別ですからね。
これが結論です

ただ、鍼灸師がパートナーとしてどうか!?は、仕事・収入面においてどうなのか!?、ということだと考えられますので、その辺のことを書いてみます。

鍼灸師の収入(甲斐性)

経済活動として鍼灸師最大の魅力は“開業”だと思います。
自営業者として生きる、ということです。

自営業の良さは「自由」と「自己責任」。
楽しむも苦労するも、上手くいくもいかないも、すべてが自分次第。
さらに自分次第と言っても、努力した分だけ成果が出るってわけでもないところまで含めての自己責任。
ここに現実逃避ではない魅力を感じられたら、開業にトライする価値はあると思っています。
ただしこれは開業する側(鍼灸師側)の話。

奥さま(配偶者)の方にはまた違った見方があると思います。

開業鍼灸師の収入は本当にピンキリですので、「鍼灸師=○○○」と一律決めつけるのは間違いです
ただし、平均像であれば示すことはできます。
平均収入は250万円~350万円程度と思っておけば無難です。
(手取り月収で20万から30万円です。)
パートナーが普通レベルの鍼灸師なら、平均的には稼ぎが良くはないことは想像できます。

ちなみに、勤務鍼灸師のままで給与が良いかというと、これまたどちらかというと薄給です。
やはり手取りで20~25万円程度では…。
ですので、勤めても開業しても低賃金ぎみだと推測しておけば無難です

奥様としての覚悟

対策としては、サラリーマン(勤め人)の連れ合いになるのとは違った「覚悟」と「味わい」を持てばいいのだろうと考えます

開業鍼灸師が経済的な面で、サラリーマンのように「誰でも安定的に月並みの収入が手に入る」訳ではないのは事実です。
安定性と将来的な予想の立てやすさはありません。
そういうものは勤め人の特権です(倒産、リストラはないと仮定して)。

自営業には「安定感はない」と思った方が良いです
「地味に安定的に稼いできて欲しい」と思っている奥さまにとって自営業の夫は多少リスキーな存在かと思います。

鍼灸院はさほど儲かりませんので、高収入になる確率も低いです。
やはり、平均的な世帯収入より低めと思っておけば期待はずれにはならないかな、と

開業鍼灸師のおすすめポイント

でも反対に、時間の融通をきかせて「自由に生活していくカタチ」は作りやすいかもしれません
鍼灸師の低所得は「貧乏暇なし」ではありません。
ある仕事で年商3000万円あっても2700万円が経費だったら所得は300万円です。
これはもしかしたら貧乏暇なし、かも。
鍼灸院は、年商500万円の経費200万円で、所得300万円みたいな業態です。
売上が低いということは、施術もせずにヒマということですから、時間はあります。
「カネはないけど時間はある」というやつです。
これはこれで素敵なことです。
時間を仕事以外のこと、家事・育児・ボランティア・趣味などに使えば、それはそれで「豊かな暮らし」が作れます。

もちろん、カラダや健康についての知識や経験がありますので、そういった分野では役に立ちます
急な寝違え・ぎっくり腰にササっと鍼。
風邪をひいてしまった時にリカバリーのお灸。
健康増進のために東洋医学的な養生の知恵を活用。
…などなど。
健康って大事ですから、パートナーはそういう役に立ちます。

まとめ

●決まったお給料+ボーナス的な安定感はない。
●収入は元々低め傾向と知る。
●ヒマだから時間はあるので家事育児は頼れる。
●健康生活に寄与する。

以上が一般論での振り返りでした。

逆もありえる

ただし、ただしです。
これらとは逆の場合もあり得ますので、それも申し添えておきます。

「高収入鍼灸師」もいます
年収で1000万を超える鍼灸師もいますので、必ず貧乏な鍼灸師ばかりではありません。
これが雇われとは違うところです。
開業鍼灸師には可能性があります。
今ダメダメな売上でも2・3年後にはウハウハになっている可能性は常にあります。
そのくらい下克上が可能な職種ではあります。
それは覚えておくとよいと思います。
(※まぁ、逆にウハウハ→ダメダメに陥るケースもあり得ます(苦笑))

「仕事中毒鍼灸師」もいます
暇ありが多いと言いましたが、仕事大好きで仕事ばかりしている鍼灸師もいますので、生活を手伝ってもらえないかもしれません。

提言です

ここまで書かずにきましたが、当たり前の話として大事なのは「信頼」と「愛情」です。
これがあれば何とでもなります(…たぶん)

それを支柱に、あとの枝葉の部分をどう整えるかです。

要するに鍼灸師は低所得だってこと。
まずは、夫婦でフィフティフィフティに分担できれば上手くいくのではないでしょうか。
共稼ぎスタイルが最適です
奥様もドンドン社会進出しましょう。

その分、家事育児などの時間がタイトになるでしょうが、そこはヒマの有り余る鍼灸師のパートナーに任せましょう
保育園の送迎・子どもの寝かしつけ・洗濯や洗い物・夕飯の準備など家事も分担です。
開業鍼灸師だったら、かなりの確率で、これらは可能です。

上手くいくようにお互いが融通をきかせ合う夫婦。
素敵ですね(笑)

私自身が開業鍼灸師ですから「自営業はイヤ!」とか「絶対専業主婦希望!」とか言わずに、「一緒にあれこれ試行錯誤しながら生きていきましょう」と言いたいです

世の中には絶対はありません、いつどうなるとも知れないからこそ、大切なのは大事にしたい人と一緒になること。
そうなれたら、相手が自営業でも良いものですよ(笑)

おまけ~自営業に向かないタイプ

さて、自営の最大級の恐怖は廃業です。
つぶれるイコール失業。
退職金も保険もないですから、つぶれちゃいけません。

勝手に、つぶれやすい傾向がある人の条件を挙げます
勝手な独断ではありますが、お相手はこんな人ではないですか!?
参考にして下さい(苦笑)

●お金にルーズ
●細部へのこだわりが強い
●責任感が弱い
●体力がない
●口先だけ
●現実逃避しやすい
●せっぱ詰まっていない
●自分でやるより人に頼る
●生活レベルが分不相応に高い

以上は相対的に見てあまりにひどいとヤバイ性質についてでした。
もちろん、「短所は長所」ですから、全ての質は上手く活かせばプラスにもなります。
ご参考にしてください。

プロフィール
この記事を書いた人
めしたけ

首都圏のベッドタウンで鍼灸院をやっています。
鍼灸師キャリアは約20年。
短期の繁盛(=成功)よりも、安定継続(=失敗しない)を目指しています。
3人の子育て中のシングルファーザーでもあります。
開業・経営・生活全般など、あれこれ書きます。

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