ディスポ鍼を医療廃棄物として処分する方法

鍼灸師・鍼灸学生
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そもそも鍼はどう捨てる?

今では多くの鍼灸院が完全にディスポ鍼ですよね。
では使い終わった鍼をどうしたら良いのでしょうか?
最近では学校で習うのかな?
私が学生だった時は懇切丁寧には教えてくれなかったなぁ…。
自分が開業してから、学んでいくことになりました。

一番よく聞くのは「鍼は医療廃棄物として捨てるのだ」というやつです。

では「本当に鍼は医療廃棄物なのか?」と言えば、結論は「よくわからない」のです。

その土地土地により扱いが違うようで、以前住んでいた県では「瓶や缶に入れて“使用済みの鍼”と書いて出して」と言われました。
または医療廃棄物として扱うよう指導される所もあるようです。
答えは「自分の鍼灸院のある場所の自治体に聞け」ってことですね
まずは該当保健所と市町村でよいと思います。

例:大阪府の見解
http://www.pref.osaka.lg.jp/jigyoshoshido/report/faq_9.html
Q95『鍼灸院で発生した使用後の鍼は感染性廃棄物か?』の抜粋
A95
感染性廃棄物は、政令及び規則で定められた施設(医療関係機関等)で生じたものに限られています。
(…中略…) 鍼灸院は診療所には含まれず、医療関係機関等ではありません。
そのため、鍼灸院で発生した使用後の鍼は、法令上は、感染性廃棄物に該当しませんが、感染性廃棄物(鋭利物)に準じて処理することが必要です。
なお、鍼灸院で発生した使用後の消毒綿は、血液等が多量に付着していない限り感染性廃棄物ではなく、事業系一般廃棄物となります

大阪では「鍼は感染性廃棄物ではなない」という扱いですね。
また「消毒綿も血液が多量についていなければ一般廃棄物」とのこと。

ただし、医療廃棄物として処理すれば全国どこでも間違いはありません
今回は、鍼灸院が鍼の処分を医療廃棄物として扱うまでの方法を書きます。

医療廃棄物としての捨て方

1)産廃業者を探す
2)産廃業者と契約する
3)廃棄箱をもらう
4)鍼を溜める
5)箱に封して業者に引き取ってもらう(処理費用を支払う)
6)新しい箱を置いていってもらう

段取りとしてこれでOKです。
あとは、最初の1)2)にもう少し説明が必要ですね。

産廃業者を探す

完全に自力でも探せるでしょうが、一番手っ取り早いのは「仲間に聞く」です
すでに開業している先生や友達に「廃棄業者を紹介して」とお願いすればよいです。

昔の私のように縁もゆかりもない場所で開業した場合は、地元に聞ける仲間がいないケースもあります。
その場合は「加入している鍼灸師会にきく」です
何かしらかの団体に入っていますよね!?
そこの○○県支部の代表の人に「会員のものですが鍼を廃棄する業者を紹介願えませんか?」とお願いします。
たいていは快く教えてくれるはずです。

そういうツテもないようですと、あとは「近くの鍼灸学校に問い合わせる」とか「鍼の販売業者に問い合わせる」とか「人柄の良さそうな地域の鍼灸院の院長さんに不躾ながら問い合わせる」とか、かな

とにかく業者の情報を手に入れるだけですから、キチンと丁寧にお願いすれば皆さん快く教えてくれると思います。

産廃業者と契約する

一応ホームページなどで業者のことを自分なりに確認し大丈夫そうだったら、あとは直接、自分と業者さんのやり取りになります。

医療廃棄物は「契約」が必要です
まぁ意味合いとしては「誰々さんが出した感染性ゴミを、資格を持った業者が、○○という方法で責任をもって処理しますよ」というのを明らかにして契約を交わすことです。
もちろんそこには処理費用なども記載あります。
若干違いますが不動産の賃貸契約みたいなものです。

契約については、業者さんの方が手馴れていますので、任せていればスムーズに進んでいきますのでご安心を
その契約を交わし終わればほぼ終わりです。

箱に鍼を溜めていく

箱の大きさは数種類あります。
私の契約業者は2種類でした。7リットルと20リットル。
私は20リットルを選んでいますが、箱の大きさは「2リットルのペットボトルが6本入った段ボール」と同じくらいです
費用は「箱代+引き取り代+処理代」で5,000円です
高いか安いかは分かりませんが、そんなに頻繁に処理するものではないので問題ありません。

まとめ

鍼灸院を始めたらすぐに契約を結んぶことをおススメします
理由は、ただその方が面倒がないから、です。

別にしばらくは自前の瓶や缶に溜めておいてある程度の量になった時に、初めて依頼しても間に合います。

どちらでも全然問題なしです。

技術系の勉強会に行っていても、こういう話ってあまり出ない気がします。
なんだろう、みなあまり関心が無いのか?
まぁ意識に上ることが少ないのでしょうね。
普段は忘れがちなテーマですね。

ですので、やはり開業当初のうちに業者を探しておく方が面倒がなくて良いな、と思います。
ご参考まで。

プロフィール
この記事を書いた人
めしたけ

首都圏のベッドタウンで鍼灸院をやっています。
鍼灸師キャリアは約20年。
短期の繁盛(=成功)よりも、安定継続(=失敗しない)を目指しています。
3人の子育て中のシングルファーザーでもあります。
開業・経営・生活全般など、あれこれ書きます。

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鍼灸院経営とひとり親生活のハナシ

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