鍼灸師賠償責任保険に入る時のポイント

鍼灸師・鍼灸学生
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団体に加入しないと入れない?

鍼灸師として日々施術に取り組むなら「賠償保険」には加入したいものです。

例えばこんなリスクがあります。
・鍼治療で気胸をおこしてしまった。
・灸治療で誤って火傷をさせてしまった。
・マッサージ治療で圧迫が強く骨折させてしまった。
・患者の衣服が診療ベッドの留金に引っかかり、破けてしまった。
・患者にぶつかってケガをさせてしまった。

最終的には施術者と患者さん同士のコミュニケーションが大事ですが、金銭的なバックアップや相談できる場所があるのは心強いことです。
それが賠償保険です。

ただし、鍼灸師賠償保険は、基本的には「団体に加入していないと入れません」

団体に入るのが、賠償保険目的でもかまわないと考えます
もちろん団体への入会費や年会費がかかります。
…が、最新の業界情報や療養費情報なども団体経由で入りますし、団体によっては療養費の取りまとめもしてもらえます(手数料は取られます)。

なんとか個人で入りたい

団体加入はイヤだ、という思いが強いようなら個人で加入できるところにします。
最初に書いた通り団体経由でないと基本的には入れませんので、かなり限られます。

東海日動パートナーズTOKIO

指定の鍼灸学校の卒業生でないと入れませんが、該当する方にはおススメということになります
ちなみに私もここに加入しています。

鍼灸だけでなく整体もやっている場合

いま巷には、整体を行う鍼灸院(鍼灸整体院)って結構ありますよね。
(※私は鍼灸専門院です。)

その人たちの何が保険の対象範囲になるのでしょう?

鍼灸師賠償保険は、基本的に免許(あはき法)の範囲内で保障されます
はり師きゅう師なら鍼灸施術。
あまし師もあれば指圧マッサージ施術まで含む。

逆に言うと「鍼灸だけ師」が整体をやっていて、その整体でケガさせてしまったら補償対象外です

「でも、ウチでは整体もやっているよ!なんとかならないの?」という、整体までカバーした保険を探しているならこちらです。

日本治療協会

国家資格者コースに申し込むと、鍼灸も整体手技も対象になるようです

気をつけたいこと

●保険を扱う団体がどこの保険会社を使っているのかを確認しましょう。
(たとえば、「全国鍼灸マッサージ協会」さんは「三井住友海上火災保険」の保険です。)
保険会社によって多少内容に違いがあるかもしれませんし、その保険会社さんを信用できるかというのもあります。
(たとえば三井住友海上や東京海上日動火災あたりは聞きますが、CHUBB保険(チャブ保険)などは私は知りませんでした。)

●バックにある保険会社を明示していない団体の保険は信用できるのか?

●賠償保険の商品は、単品ではなく「医療保険とセット」や「個人賠償保険とセット」だったりと抱き合わせ商法で売ってきます(笑)
そのセットの方をどう判断するか?

●一人につき一つの保険なので、従業員がいるとその人も入る必要があります。

まとめ

まず賠償責任保険は必須です
これに入らないのは、タクシードライバーが自動車保険に入らないようなものです。
患者さんのため、自分のため、家族のためにも入りましょう。

保障内容=保険料はいくつかありますので、そこはお好みで。
保険に関する考え方は人それぞれでしょうから…。
私は、心の安心と必要経費だと思って、いつも一番高いコースに入っています。
(そして有難いことに使ったことはないです。)

いま勤務鍼灸師の方も賠償保険には入っていますよね?
もし、こういった保険に入っていなければ早めに何とかしたい。
自分の施術で何かあった時には、院長先生の保険は使えません。
年間1万円程度ですので、院長先生に交渉しても良いでしょう。
「自分の“まさか”で、院にご迷惑をおかけするかもしれないので保険に入ってほしい」と。
それを拒否されたら、自前で入るのもありですね。
リスクヘッジは大事です。

あと、整体などの手技療法を併用している鍼灸師さんですね。
きっとやっている人は結構いると思います。
鍼灸のみの賠償保険では、たとえば何かあった際に「あれは鍼灸術で言う“前柔撚”でした」で通るかどうかは心もとないです。
整体のための保障にも入っておきましょう。
鍼灸のためと整体のため、の2本入ってもいいのではないでしょうか。

ま、保険は保険です。
一番は、使わないための努力をしたいものです。

最後に注意。
以上の記事でいくつかサイトを紹介していますが、その商品・取扱い会社・保険会社を推奨しているわけではありません。
あくまで「こういうのがあります」という紹介です。
情報の取捨選択はご自身のご判断お願いいたします。

プロフィール
この記事を書いた人
めしたけ

首都圏のベッドタウンで鍼灸院をやっています。
鍼灸師キャリアは約20年。
短期の繁盛(=成功)よりも、安定継続(=失敗しない)を目指しています。
3人の子育て中のシングルファーザーでもあります。
開業・経営・生活全般など、あれこれ書きます。

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