40歳で鍼灸師を目指そうとする方へアドバイス

鍼灸師を目指す人
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40歳から鍼灸師を目指すのはアリかナシか

毎度似たような結論ですが「答えはその人次第!」ですが、私も鍼灸師ですから「大丈夫、前に進め!」という内容で書いていきます。
まぁ年齢的には確かに厳しくそれなりの覚悟と意欲が必要ですので、その辺を解説します。

40歳から鍼灸師を目指す人へのアドバイスです。

バックアップが絶対必要

私が40歳のとき、父子家庭で子供が10歳・8歳・6歳でした。
自分が稼がないと誰も生活費を稼いでくれません。
子供の世話もあります。
おカネの事だけでも、3年間の鍼灸学校の費用は400万から500万と言われますので、それを出すのはおそらく無理だったでしょう。
自分が一家の大黒柱で、未成年の子供がいるとなると、40歳からの転身は難しいなぁ…というのが私の印象です

鍼灸師になりたい理由にもよりますが、独立開業したいだけなら「整体師じゃダメなの?」と考えてみてください
整体師なら数ヶ月のレクチャーで開業はできますし、費用も安いです。
有資格者は無資格者を非難する向きもありますが、現実問題としてそういう選択肢もアリだと私は思います。

鍼灸学校に行くならこんな条件だったらOKです。

例えば、
・独身
・夫婦二人だけ(共稼ぎ)
・パートナーの稼ぎがしっかりある
・不労所得がある(家賃収入とか)

このように、自分だけで生きている、もしくは、家族の資金的バックアップは絶対必要です
独身なら徒手空拳でも何とかなるかもしれませんが、少なくとも家族がいるなら3~4年間くらいは自分の稼ぎが止まっても暮らしていける余裕が必要です

また学校は、どうせ行くのなら「鍼灸マッサージ師」の三療が取れる学校に行きましょう。
「鍼灸だけ師」の学校は避けた方が無難です。

学生時代に開業準備

40歳で入学、43歳で国家試験合格し鍼灸師になります。
卒業後は就職先はないと思った方がいいです
無給の研修生扱いならあり得ますが、鍼灸師として給料をもらえる働き口はないです。
(※あったらものすごくラッキーなケースです。)

ですので鍼灸をおこなう方法は開業一択です

ゆるく開業してやっていければいい程度の開業でしたら以下の話は不要です。
のんびり学生生活を楽しみつつ、楽しんで勉強して、卒業後にゆっくりと店を開けば、それでおそらくOKです。
問題なくいやっていけます。

ここでは、開業=それなりにしっかり稼ぐ人を想定しています。

開業には時間をかけたいです。
開業のために実際に動くのは迅速かつ短期間が良いですが、それまでの準備期間に時間を割きたいです。
つまり学生のうちです。

学生の内は学校の勉強と国家試験に合格するための勉強をするのは最低限の当たり前として、開業準備をしましょう。

・地域はどこにするか決める
・自宅か貸店舗か賃貸マンションか決める
・ホームページを作成し充実させておく
・技術の勉強を独自にする
・マーケティングについて学ぶ
・接遇を学ぶ

その総決算として、学生のうちに『事業計画』を作りましょう
卒業して免許取れたらすぐに店を始められるくらいのスケジュールで事業計画を立てます。

実績がないので、資金を借りることも難しいでしょうからなるべく安上がりで開業できるように設定したいですね。
安くというと200万円くらいで、小さな貸店舗開業はできます(生活費のぞく)。

治療スタイルの確立

治療経験がほとんどない状態でスタートしますので、できれば「長く時間をかける」スタイルがおススメです
流派はなんでもいいです。学生のうちに気にいった流派をひとつカタチに出来ていると良いですね(そのくらいは頑張って下さい)。
時間を長々やればいいってものではありませんが、どうせ手際は悪いだろうし、ゆっくりとあれこれ試しつつ施術をすると、意外と効く人もでます。
年齢から醸し出す院長先生の安心感も大事にしてください
20代の若造には出せない人生の深みで勝負です(笑)

ウリを大事に

自分の院のウリを打ち出したいですね。
それに集まる人たちがいますので。
専門特化とまではいかなくても、得意分野はあった方がいいでしょう
そういう意味で、立地は都市部の方が有利かも知れません。
都市部にはすでに多様な治療院があるので、あなたの院もその一つとして認知され集客できる可能性が広がります。

田舎ではオールラウンドになんでもできる治療家が有利な気がしますので、経験が未熟な人には不利かも。
ただし人脈があれば別です。
田舎では長年生きてきた人脈で、お店が繁盛する可能性があります

ウリを「得意分野×技術」にするなら都市部。「人脈×人柄」にするなら田舎、ですね。
(※まぁ、得意分野・技術・人脈・人柄はどこでも誰でも大事ですよ(苦笑))

まとめ

子供が大きくなる年齢にあたる40代に転身するのは冒険です。
しかも3年の時間と400万の費用をかけて行う大冒険。
その結果多くの人が豊かになれるのならチャレンジを勧めますが、ご存知の通り鍼灸師の年収は低いのが相場です。
この冒険はあまり分が良くないので、「失敗が許されない大黒柱の人」にはあまりお勧めできません。
40歳・大黒柱・子持ちで、なおかつ治療院業界が希望なら、整体をおススメします

副業的・副収入的・やりがい追及型なら、40歳からでも鍼灸師はおススメできます

鍼灸師は…、
やりがいはあります。
喜びもあります。
深い世界です。
飽きることはありません。
定年もありません。

だからリスクを承知で踏み込んで来る分には大歓迎です。
どうしても鍼灸やりたい!人は、きっと大丈夫なのでは。

一番重要なのは「覚悟」ですから、覚悟があれば何でも大丈夫です
同じ鍼灸師としてお待ちしています(笑)

何かご質問があれば「お問合せ」ページから聞いて下さい。

プロフィール
この記事を書いた人
めしたけ

首都圏のベッドタウンで鍼灸院をやっています。
鍼灸師キャリアは約20年。
短期の繁盛(=成功)よりも、安定継続(=失敗しない)を目指しています。
3人の子育て中のシングルファーザーでもあります。
開業・経営・生活全般など、あれこれ書きます。

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鍼灸院経営とひとり親生活のハナシ

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