鍼灸院の専門特化は何のため?

鍼灸院経営
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セオリーとしては専門性を打ち出すべき

私は、平凡な鍼灸師がひとり鍼灸院を営む上で「専門性を打ち出す」のは大事だと考えています。
鍼灸院の安定性にとって大事かと。
ちなみに「平凡な」というのは「普通の」と言い換えてもよく、感覚値で全鍼灸師の80%です。

ただし鍼灸院の立地が、ライバルが少ない田舎地域であれば「何でも屋スタイル」の鍼灸院の方が有利性も感じますので、それは除外します。
今回書くのは「街の鍼灸院」のケースです。

まず専門性を打ち出すメリットをいくつか書きます。

新規集客のパワーが高まる

専門性とは、疾患での専門特化だけでなくジャンルの専門特化もありますし、施術方法での専門特化も考えられます。
USPの必要性は常に言われることです。
理由は、何でも屋ではなく、自分が持っているパワーを専門分野に集約するから「声」が遠くまで響くようになります。
「私の鍼灸院がここにありますよ」と狙った方角に届けるパワーが強まるということ。

つまり、新規集客がしやすくなる、ということです。
あなたの鍼灸院を知ってもらって選んでもらいやすくなるわけです。

これはあくまで「新規集客の可能性が高まる」って話ですが、可能性が高まる仕組みを活用するのは悪い事ではありませんよね。

ミスマッチが減る

じつは私はスポーツ系の疾患が苦手です。
そんな私のところにスポーツ系の患者さんがいっぱいやってきたら、私にとってうれしい事態ではありません。
そして、苦手意識があるでできっと改善率も悪いでしょうから、いらっしゃる患者さんも不幸です。
これがミスマッチ。

数をこなすうちに上手に施術できるようになるかもしれませんが、そもそもスポーツ選手の気持ちがあまり分からないので共感しづらく、きっとそれは患者さんにも何か居心地の悪さとして伝わるのではないでしょうか?

逆に考えれば、「こういう人を幸せにしたい」という明確なジャンルに自分のチカラを集中することで、自分も幸せだし相手も良い結果につながるから幸せ、というWIN-WIN関係になれますよね。
それが専門性を持つ、ということです。

何でも屋でもいいではないか!?

答えとしては「全く構いません」。
先ほど書いた通り、専門性を打ち出すのは「新規を集めやすくなる」からと「両者が幸せになるれる」からですので、違った方法でそれが叶えば専門性を出す必要はないです

・何でも屋であることが自分のやりがいと感じられる。
・実際になんでも苦手なく対応できる。
・こちらからUSPを訴えなくてもクチコミで患者さんが来る。
・結果的に何でも屋状態で十分な患者さん数がある。

こんな鍼灸院を築けていれば専門性を出す必要はありません。

こういう鍼灸院を目指す人は、それもアリです。
何ら間違っていないので「専門特化、なんぼのもんじゃい!」と吠えてください。
何でもそうですが世の中はかなり結果論な部分もありますので、結果的にうまくいっていればその方法は間違っていないです、はい。
(再現性は乏しい気もしますが…、個人経営なら関係ないですもんね。)

ただし、ただしです。
やった結果として経営状態がうまくいっていないなら、何でも屋を目指してはいけません
専門性を打ち出しましょう。

そんな鍼灸院づくりの方向性を書いた記事があります、参考まで。

鍼灸院で月45万円の売上を作る方法
ひとりで貸し店舗を借りて鍼灸院を経営するスタイルで、最終的な利益(サラリーマンで言う“額面”)を30万円くらいにするためには、月商45万円としました。 鍼灸専門院でもしっかりやれば誰でも達成可能だと考えますので、今回は月商45万円鍼灸院の作り方を書きます。 「得意ジャンルを決める」「それに特化したホームページを作る」「治療費を決める」「説明に力を入れる」が大事です。

まとめ

ひとり鍼灸院は好き勝手やっていいのが良いところです。
(法律や倫理とかの制限はありますよ(笑))
施術方法や経営スタイルなどは自由でOK。

最近ではネット上でコンサルが治療院マーケティングを語ることも多いです。
(※このブログも同じか(苦笑))
「こうせい」「ああせい」とさもそれが絶対のように書くのを目にしますが、それは嘘です。
絶対それだけが正しいわけではない、という意味で「ウソ」です。

多様な方法論で、鍼灸師はこの治療院業界を生き残っています。
どんな在り方でも大丈夫。
あとはトライ&エラーの繰り返しです。
やってみてうまくいかないなら改善させていけばいいだけ。

自分らしい鍼灸院を作っていきましょう。
あ、でも、理想の鍼灸院の「完成形」というものは存在しない、というのが私の持論です。
常に変化し続けないといけないのが最終形態、かな。
大変ですが、お互いに頑張りましょう!

プロフィール
この記事を書いた人
めしたけ

首都圏のベッドタウンで鍼灸院をやっています。
鍼灸師キャリアは約20年。
短期の繁盛(=成功)よりも、安定継続(=失敗しない)を目指しています。
3人の子育て中のシングルファーザーでもあります。
開業・経営・生活全般など、あれこれ書きます。

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