鍼灸師が年間120万円かかるセミナーの「説明会」に行ったハナシ

鍼灸院経営
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経営セミナー(の説明会)に参加したハナシ

経営の勉強塾と言えば、コンサルが講師で、半年なり1年なりの継続型がほとんどです。
私自身は継続型セミナーで勉強したことはありません。
書籍や動画(ネットやDVD)での独学がメインで、時おり単発でセミナーに参加するくらいです。

コンサルタントも最近では、治療院特化型コンサルが雨後の筍のように存在していますので、治療院畑で探してもいいのですが今回、治療院業界とは離れて多業種型の経営塾(1年間)の説明会に参加してきたハナシを書きます
ちなみにこの経営塾に入ろうという気は最初からゼロでした(客寄せパンダである「最新集客セミナー」の方に惹かれていました)。

申し込み

おそらくネット広告のようなもので知ったのだと思いますが、「最新集客セミナー+説明会やるから来てみない?」という内容でした。
参加費3,000円。
参加特典として「過去のセミナー動画プレゼント」があったので決めました。
典型的なフロントエンドですね。

で、そこから連日、軽くセミナーの概要に触れた内容や、過去の受講生の成果実績を自慢する予習動画が送られてきました。
若干うっとうしいと思いながらも、ながら見しました。
語っていることは、経営についてのわりとよくあるざっくりした内容でした。

当日

東京のとある貸会議室。
20人近くの人が集まりました。
入口でもらった資料も「こんなにうまくいきました!」みたいなナマの声集のようなもので、「やっぱりグイグイ来るなぁ…」と若干引き気味でした。

運営側としては「説明会」をメインにしたいでしょうから、時間の構成がずいぶん説明会寄りです。
「イヤイヤ、集客セミナーにもっと時間使ってよ」と突っ込みたくなりましたが、これもコンサル会社の商売の一部ですからね、仕方なし。

集客セミナー自体の内容はなかなか面白かったです。

セミナー

感想としては、まずワークが多かったです。
隣りの人との「挨拶」から始まって、「今日来た目的」「会社の将来の夢」「いま足りないもの」「その原因と課題」など、現状分析のような事項をいちいちワークさせられ隣りの人とシェアさせられました。

「~させられた」と書きましたが特別イヤな気持ちではなかったです。
やはり、考えてそれをアウトプットするのは重要なんだな、と素直に感じられました。
頭で考えるだけでなく、話すことでより深まるのは体感できました。

…んで、結局これからのビジネスに必要な3つは「コンセプト」「フロー」「LTV」だそうです。

これを読んだ人は「は?当たり前じゃね!?」と思ったでしょう。
うん、たしかに言ってることはよく聞く内容ですね。

でもそのメリハリというか、比重のようなものを教えてくれました。

「フロー」を考えろ、と。

フローとは、自分のビジネスが成り立つ「ドミノ倒し」のようなものです。
スタートの場所がどこで、どのようなパーツを置いていき、それらがつながり合いつつ、最終的にゴールに達するまで停滞することなく流れ続ける仕組みになっているか、それが「フロー」。
その事前構築が重要ですよ、と。

なるほど、でした。

…んで、またワーク。
簡単に自分の仕事のフロー図を書いていくわけです。
あくまで例ですが、SEO→WEBサイト→予約電話→来院→リピート…ってな具合。
考えられるだけのパーツを入れたり、それぞれの位置をかえたりしていくわけです。

すると、自分の思考の限界が見えてきます。
頭の硬さというか…イヤになりますが、見えてきます。

そこに他の人の視点やアドバイスを得ることで、全く考えた事のなかったようなパーツがあることを知るわけです
「ほぉ~、そんな手もあるのか」って。

そうやってビジネスを改善・改良していくと良いよ、というセミナーの流れでした。

説明会

そして、説明会。
もう本当はこの時点で帰りたかったですが、「1年間の経営塾に参加すると一体いくらだろう?」という興味本位(と他に誰も帰らないの)で残りました。
ここにきてコンサル会社の人たちのリキが入ったのが分かりました。
目がギラついていた気がします。
セミナーの時間はどうも流していた感あり(苦笑)

まず司会の人が、今までの受講生の成果を語り、あなた(説明会参加者)は何を得られるのかを熱く語り、月1回の会合がどんなに楽しくためになるのか語り、いつやるの今でしょ的なことを語ります。
これを聞きながら「早くセミナー参加費を言えよ!」と心の中で突っ込んでいました(笑)

ひとしきり説明が終わって、さて値段を言うか!?と思いきや、「ここで実際に過去に受講して成果を出してくれた人が来てくれていますので、話を聞きましょう」ってまたさらに続く。

ひとりが「最初は〇〇〇な状態でしたが、この会に入って自分も頑張ったけど周りの人にも大いに刺激され、1年間で売上が〇倍になりました」みたいな話をすると、「はい、拍手~」ってなって「では次の方は~…」ってまた違う人が出てくる。
結構な人数が繰り返される‥・。
「いったい何人用意しとんじゃい!」とまた心の中で突っ込みながら聞いてました。

ようやく、ようやく、「さてここまで聞いてきて頂いた皆さんも、一体いくらになるか気になっていることでしょう」と言い始めました。

「お、ようやくか」と思ったものの、今度は「この経営塾に参加してくれた場合の価値をお伝えします」と始まります。
セミナー1回〇〇万円を12回。差し上げる資料が〇〇万円。動画が〇〇万円。随時相談が〇〇万円。受講生だけの掲示板参加が〇〇万円…などと列記していきます。

「結局1年間で当社が提供する価値の総額は1200万円です!」と力いっぱいシャウト

それを今回の説明会参加者の皆さんには特別価格で云々かんぬんと、もったいぶったあげく(この辺は面倒くさいので省略)、「今回の経営塾の参加費は120万円の特別価格になります!」とどや顔!

そして、
「今日はこれで終了です。
参加を希望する方は申込用紙に記入して下さい。
個別に相談したい人は受け付けます。
では~。」
…となりました。

途中からハウマッチ・クイズ状態で自分の中で予想して楽しんでました。
自分予想では「格安で60万、高くて200万だろう」と予想していました。
そういう意味では妥当な120万円。
「ここまで煽ったんだから、まぁそんなものかな」と納得。

しかも、参加の申し込みは「帰るまで」…って、値段を聞いてすぐのここで一筆したためていけってことです。

おう、最後の最後まで追い込むなぁ、と感心しつつ一番に席を立ち帰りました。

感想

治療院系のコンサルの行う経営塾も半年で30~40万くらいですよね(行ったことはありませんが)。
1ヶ月で約6万円ですかね。
今回のは1ヶ月10万円でした。

これを高いとみるか安いとみるかは、利益次第ですよね
月10万円(年間120万円)投資して、結果的に売上が月10万円上がれば支払いは1年でペイできるし、その売上はおそらく数年は継続するだろうから、最終的には少なくとも2~300万円の得になるかもしれません。

「やる気」ですね、すべては
「ここまで金かけてるんだから絶対元とってやる!」という決意と努力。
それが重要です。

今回の私にはそういう気持ちがありませんでしたから、そんな甘いあやふやな態度や決意で参加しても実にならないでしょう。
ムダ金になってしまいます。

やる気があるなら経営塾への参加も有益ではないでしょうか。

あとは誰のもとにつくかですが、これは今回のような説明会参加がいいですね。
事前に見ていた動画よりもよっぽどいいです。
動画は魅力が減る気がします。
やはりライブ/ナマの方がその人の持つ本質が見えやすいです。

ですので、事前に簡単なセミナーや説明会のようなものに参加することをおススメします。
そこで講師との相性を確認したいですね。

私自身は、「塾のカラーがグイグイ来る感じ」でイヤだったので、セミナー自体は興味深かったですが、今回の塾はおそらく不参加でしょう。
自分に合った経営塾のカラーのようなものを見つけたいですね。

あと、今回は多業種用の経営塾でしたので、そのメリットも書いておきます。

治療院業界は「月商100万」が単位ですが、他のビジネスでは「月商1億」も十分ありです。
年商で10億とかの話を聞くと、心が大きくなりますね(笑)
売上10万円でヒーヒー言っている自分の悩みが小さくみえます。
他業種と触れるのは、そういった意味でも面白いです。

治療院の特化した塾で治療院についてだけを集中的に学ぶか、他業種の声を聞きながら多様性の中にヒントを探すか、どちらも面白そうです。
治療院業界の枠を超えることも視野に入れてみて下さい。

プロフィール
この記事を書いた人
めしたけ

首都圏のベッドタウンで鍼灸院をやっています。
鍼灸師キャリアは約20年。
短期の繁盛(=成功)よりも、安定継続(=失敗しない)を目指しています。
3人の子育て中のシングルファーザーでもあります。
開業・経営・生活全般など、あれこれ書きます。

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