自営業者、老後の備えの順番

おカネの話
スポンサーリンク

鍼灸師も老後の備えがいる

私は今40代後半です。
さすがに老後のことはチラホラ頭に浮かびますが、そうかと言ってシビアに常に念頭にあるわけでもありません。
65歳くらいが世の定年だとすると、まだ20年程あります。
その先の老後と呼ばれる75・85・95歳となれば、30年から50年先の話ですから、正直想像ができません。
ボヤ~っと「どうなっていくんかなぁ」という程度です。

実際に何歳くらいまで生きるのか…!?
少し前に流行った『ライフ・シフト』という本では、今の40歳は「95歳くらいまで生きる」とも言われています。
人生100年、などともっぱら言われるようにもなりました。
そこに「サラリーマンの老後には2000万円の蓄えが必要」という試算が出てニュースになっています。
「いやいや、こりゃまいったね~」という感じです。
そんなに長生きする予定はないんだけどな(笑)

とりあえず、出来る備えからしておいた方がよさそうだな、ということで、何から始めたら良いかを検討してみました。
そんな話。

老後の備えといえば年金

老後の備えとして優先順位でいちばん高いのは「年金」です
やっぱり年金をもらえるようにしておかなきゃイカンです。
「年金なんか当てになるの?」と言えば、「当てになる!」と(私は)考えます。

普通の開業鍼灸師は個人事業主ですので、「国民年金」です。
毎月払う保険料は、16,410円です(令和元年度)。

国民年金のもらえる額は
単身者 55,615円
夫婦2人分 111,230円(平成29年)。
※40年しっかり納めた場合の満額支給は一人で64,941円ですが、実際の平均は5.5万円ほどらしいです。

ちなみに、サラリーマンだと以下の通り。
厚生年金 男性 166,668円
厚生年金(夫)+国民年金(妻) 222,283円
厚生年金 夫婦共稼ぎ 269,694円

現在5.5万円支給されているものが将来的に減ることも考えて、自分の頃は「毎月5万円」と仮定してみます。
一応支給開始は65歳からとしておきます。
年間60万円です。
15年で900万円支給される計算です(65歳からもらって80歳まで)。

一方、納めた額は(毎月16000円を40年間納めると)770万円です。
15年もらえば元が取れます。
『ライフ・シフト』通り95歳まで生きればさらにプラスです。

たしかに、毎月5万円で生きていくのは大変ですが、安定的に死ぬまで5万円はいってくるのはありがたいことです。
まずは、今のうちからしっかり国民年金を納めておきたいです。

自分で蓄える

ありがたいとは言え、現実問題どうしても「年金」以外の備えが必要になります。
その際に使う制度としては、年金制度のように、基本的に「国」が絡んだ制度を使うのがお得です

おススメは「小規模企業共済」と「iDeCo(イデコ)」です

両方とも国が行っているわけではありませんが、国が推進しているせいか税優遇に組み込まれているのでお得です。

両方を簡単に紹介した過去記事を載せます。
参考にして下さい。

30代の鍼灸師は退職金の準備をしよう
個人事業主の良いところは自己責任という名の「自由」です。 自由であるがゆえに、思わず見えていないこともあります。 それが、退職金の扱いです。 私も普段は退職金のことなど忘れて生きていますが、会社員の方たちはじつは人知れず積み立てているのです(笑) そのことを認識して、備えておくススメを書きました。

最強ソリューション

そして、最終的にもっとも頼れる解決策は「ずっと働く」です
もう、これに尽きますね(笑)

年金の支給額はサラリーマンの半分ですが、この1点において自営業はサラリーマンに勝っています。

とくに鍼灸師はいいですよね。
時代の変化に揺るがない仕事だと思います。

ITのように流行り廃りや技術が日進月歩で変化するものだと、キャリアが長ければ良いというものではなくなります。
一方、鍼灸師は年を取ることがメリットになります。
キャリア10年より30年、50年の鍼灸師の方が「良い治療が出来そう」です。
(※実際のところ経験値と手先の動きの連動性が保たれるかどうかは不明ですが…。)

また、カラダを使う仕事ですが重労働ではないので、高齢になっても十分可能です。
予約でやれば施術人数なども調整可能、自分のペースでやることができます。

毎月の年金5万円にプラスして、生活費を細々と稼ぎ続けることが出来れば素晴らしいことです。
65歳から95歳まで働かなくてもいいのです。
65歳から10年間働いて75歳で完全リタイアしても、そこから10~20年生きられる算段があればいいのですから、気持ちもラクです。

ディフェンス(倹約)も大事

もちろんおカネは「収支」ですから、出ていく金額を抑えるのも、稼ぐのと同様に大事
心豊かに生きられる範囲で質素倹約、も重要です。
今の内からあまり贅沢に慣れない方が良さそうですね(苦笑)

また、開業鍼灸師としてやっていくなら「住居費」と「院の家賃」が大きい出費です。
ここをどれだけセーブできるかが長期的に見ると大きいですよね。

「稼ぐこと」に重きを置くなら「大きな街のターミナルの駅のそば」のように「仕事上の立地」が鍼灸院としては重要になります。
でも「少ない稼ぎで継続すること」に重きを置くなら、「住居と仕事場が一体」がベターですね。
その為に立地がある程度制約されるのは仕方ない、と考えます。
そんなにベストな立地に住居ともども仕事場を構えられるとは思えません(自分の場合(笑))。

高齢になれば通勤も手間でしょう。
職住一体だったら通勤もラク。
その時のことまで考えた人生設計はしておくのはありでしょうね。

もちろん、最初から住居兼仕事場を持つ必要はないでしょう。
バリバリ働ける年齢の時は良い立地で貸店舗を持って仕事をして、ある程度の資産を築く(…と言ってもひとり鍼灸院長が築ける資産はたかが知れるでしょうが)。
そして60歳を機に、貸店舗をやめて住居兼仕事場を持つ、とかでもいいのです。
人生の最後10~20年は、売上よりも細々と継続できるシフトにするのも十分ありです。

大きなスパンで、どういう生活スタイルを作るかの構想を持っておくのはいいですよね。
そのためには、不動産の知識も必要かもしれませんし、FPの知識も必要かもしれません。
家計の防御力の向上も機能させれば十分攻めにつながります。

まとめ

現役世代と呼ばれる今のうちに「国民年金」はキッチリ払いつつ「小規模企業共済」「iDeCo」を始める。
あとは、生活費(使うおカネ)を減らして、細く長く働き続ける。
これだけですね。

40代の私が老後のことを書いてきましたが、すべては仮定のハナシです。

人生には何が起こるか分かりません。
私の妻は30代で亡くなりましたし…。
「まさか!」です、…がそういうことが起こる可能性は誰にでもあります。

20年後や30年後を想像する「頭」も「情報」も「行動」も大事です。
でも、毎日を幸せに生きる「心」の在り方も、同時に大事。

あまり先を見過ぎて不安に陥らないようにしてください。
愚直に毎日を穏やかに生きるだけでも十分価値のあることです

お互いに日々、学びながら生きていきましょうね(^^)/

プロフィール
この記事を書いた人
めしたけ

首都圏のベッドタウンで鍼灸院をやっています。
鍼灸師キャリアは約20年。
短期の繁盛(=成功)よりも、安定継続(=失敗しない)を目指しています。
3人の子育て中のシングルファーザーでもあります。
開業・経営・生活全般など、あれこれ書きます。

めしたけをフォローする
おカネの話
スポンサーリンク
めしたけをフォローする
鍼灸院経営とひとり親生活のハナシ

コメント