鍼灸師として就職する人への注意

鍼灸師・鍼灸学生
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ミスマッチな職場に当たらないようにしてほしい

鍼灸師の免許を取ってこれから就職しようとしている人たちに間違ってほしくないことがあります。
とくに最初の就職先というのは大事になります。
初めて実際の臨床現場でどのような経験をするかは、その後の自身の仕事観に大いに影響すると考えるからです。
できるだけ自分に合った職場を選んでほしいし、逆に言えばミスマッチな職場に当たってほしくないわけです。
そのために考えておいた方がよいことを書きます。

・働く目的が明確か?
・大事なのは時間か?お金か?
・経営者は信頼できるか?
・自分は何ができるか?
以上の項目について解説します。

働く目的が明確か?

「いきなり何を偉そうに上から目線で!」と思われると悲しいのですが、就職をするならやはりコレが一番基礎になると思います。
とくに鍼灸師として働く際には重要になります。

なぜなら、鍼灸師の就職先は「給料が安い」「労働時間が長い」「休日が少ない」「業務の多くが鍼灸ではない」というブラック系が多いからです。
そんな就職戦線へ突撃しようとするのですから、「こんなはずじゃなかった~」と後々に後悔しないために自分の心の内を知るのです。

また、今後の鍼灸師人生を考えてみてもやはり、「働く目的」を胸に抱いているか・いないかでは大きく差が出てくるでしょう

  • 鍼灸師として鍼灸がしたいのか?
  • どういう鍼灸師になりたいのか?
  • 就職先では何を得たいのか?

…こんなことを考えてみるといいでしょう。

おもに、のちのち何を成したいのか?そに向かって今しておいた方がよい経験はなにか?を意識してみると良い気がします
一見すると就職に関係ないように思えますが、自分を掘り下げる作業はとても重要です。

一応、ここでは「鍼灸で食べていける鍼灸師になりたい、ゆくゆくは開業したい」だから「鍼灸の技術を高められる場所で働きたい」という目標がある人を想定して以下の話を進めます。

大事なのは時間か?給料か?

仕事の募集要綱でよく目につくのは、拘束時間や休日などの「時間系」の情報と、給与やボーナス、交通費などの「給与系」の情報です。

これはもう、どうしても目がいきますよね。
同じ給与なら休日が多いほうが「得」だし、どんなに給与が周辺より高くても拘束時間が異常に長かったらそれは「損」かもしれません。

ただし、あなたの求める「働く目的」はそういう損得ではなく、「鍼灸の技術を高められるか?(=鍼灸に携われるか?)」だし「自分がしたい鍼灸に近いかどうか?」でしょう。
自分の価値観に一番関係が深い部分を得られる職場を探すべきです

逆に言えば、大事にしたいもの以外はあきらめることにもなります。
鍼灸施術が日々できるのだから給与は安いなどは目をつむる、などのケースです。

もちろん、今回の就職の目標が「開業資金をためる」ということでしたら、とにかく「おカネを稼げるところ」を探せばいいでしょう。
そうなると鍼灸どころか治療院業界ではない方が良いかもしれませんね…(苦笑)

経営者は信頼できるか?

入ってみたら提示されていた条件と違っていた、という話もよく聞きます。
「鍼灸の患者さんが多いから鍼灸三昧だよ」と言われてたけど、実際はほとんど鍼灸の患者さんがいなかったケースなどです。

これが「鍼灸三昧」の定義の問題で、1日10人がたくさんなのか1日2人がたくさんなのか、はしっかり事前に確認しておきたいものです。
聞いた数字が自分のイメージに合っているかどうか、ですね。
具体的な数字で語るというのは結構大事で、ゆくゆくは鍼灸院経営する側を目指しているならなおさら数字にこだわるのは悪いことではないです。

そのうえで、本当に嘘をつかれていたとしたら、これはもう仕方ないですよね。
速攻で辞めましょう。
この場合は、人でなし的に即日退職でもいいくらい、ですが、まぁその辺はご自分が許容できる「早期」での退職をしましょう。

面接時の言葉だけでなく、そこの代表の人の人となりが信頼できそうかどうか、の自分自身の目利きにかかってきます
…とは言え、雇用側も被雇用側も双方円満で働くために「目利き」に頼るのはどうかと思いますので、基本的には「書類」でやり取りしましょう
「雇用契約書」です。
もちろん言語化しづらい要素もありますが、なるべく書類に盛り込んでもらうようにできたらよいですね。
そういう手間暇にも対応してくれたら信頼感もぐっと上がりますし…。

あとは「就業規則」なんかあったら最高ですね。
就業規則は労働者側に寄り添ってルールが作られている向きがありますので、それが作られていること=最低限の法規に則っている(もしくは則ろうという意図はある)証しです。

自分は何ができるか?

経営者側ばかりに厳しい目を向けてもいけません。
たとえ経験がないから何も出来ないからといって、教えてもらって当然、ではありません。

自分にできる最大限の努力はする覚悟と気合を持っているかも重要になります
与えてもらうことを当然視しないで、自分が与えられることにも目を向けていただきたいです。
そのためには、自分が貢献できることをアピールする必要があります。
普段から得意なこと・好きなことをしっかり把握しておくとよいでしょう。

労使間で協調関係が作れたらベストですものね。
経営者側と良い関係を築くためにできる努力をしましょう。

まとめ

良い職場との出会いが、あなたの成長に役立ちます。
逆に言えば、不幸な職場との出会いであなたは大きく損なわれます。
もしくしたら、鍼灸が嫌いになてしまうかもしれません。
そんなことになってほしくないから、書いてみました。

ここで言いたかったことは以下の通り。

・自分が求めるものを認識していること。
・それが得られる場所を求めること。
・オーナーや経営者が信じられるかどうかを確認する。
・自分が院に貢献できることを認識しておく。

以上ができていれば、自然と優先順位がつけられます。
何に執着して、何をあきらめた方がよいかが見えてきます。
結果的に後悔の少ない職場と出会えます。

まずは自分を知ることからスタートしてみてください。
良い鍼灸師人生を歩まれますように。

プロフィール
この記事を書いた人
めしたけ

首都圏のベッドタウンで鍼灸院をやっています。
鍼灸師キャリアは約20年。
短期の繁盛(=成功)よりも、安定継続(=失敗しない)を目指しています。
3人の子育て中のシングルファーザーでもあります。
開業・経営・生活全般など、あれこれ書きます。

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