女性で鍼灸学校への進学したい人へ

鍼灸師を目指す人
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鍼灸師の収入は低い

鍼灸学校進学を検討している人は、鍼灸を生業として生きていきたい人でしょう。
私も鍼灸師ですので、鍼灸は生涯やりがいのある仕事だと感じていますもで応援したいです。

鍼灸師としてやりがいを見出せるか否かは最終的には個人差になります。
…がやはり、一般論として「鍼灸師の未来」を頭の片隅において進路を検討するのは大事なことです。

鍼灸師は将来性ある仕事かといえば、まず収入面ではなかなか厳しいと言えます。

開業鍼灸師の平均年収は(はっきりは分かりませんが)350万円程度と推測されます。
月収でだいたい30万円です(手取りだと25万円程度でしょうか)。

「これで生活できるの?」と言えば、もちろん「できます」よ。
ただ、日本人の平均年収が500万円(正規雇用の場合)なので、やはり低所得ではあります。

これは今後も上向く可能性はないと思った方が良いので、鍼灸師を目指す=低所得、を納得して進学した方がガッカリせずに済みます。
(※なお開業鍼灸師の売上はピンキリなので、当然ものすごく稼げる可能性もあります。)

最近は女性が増えている

最近の鍼灸学校は「女性推し」のようです。
だからかどうかは分かりませんが、鍼灸師の女性比率は上がっている気はします。

たしかに女性が生きていく手段として鍼灸はおススメできます。
鍼灸院の開業ハードルは低いので、男女関わらず開業は可能です。

女性が鍼灸師に向いていると考えられるメリットは以下の4点です。

  • 男性でない視点がある。
  • 時間に融通が利く。
  • 月収が少なくてよい=つぶれず継続できる。
  • 体力を(さほど)必要としない。

女性ならではの視点

多くの鍼灸院では女性患者さんの方が人数が多いので、女性鍼灸師の方が求められることも少なくないでしょう。
「安心と信頼を持ってもらいやすい」ことが同性の強みです。
また、男性にはない視点から居心地の良い空間などを作れるのかな、とも感じます。

時間に融通が利く

女性が働く場合、やはり時間の融通が利くことは重要な要素でしょう。
既婚で子供さんがいれば、育児・家事など、女性に負担が大きい現実がありますので…。
(※現在未婚でも将来的にそういう状況が想像もされます。)

そういった点で開業鍼灸師はかなり時間に融通が利きます。
完全予約で施術すれば、自分が休みたい時間帯には予約を取らなければいいだけの話です。
また、産休育休なども自分なりの時間軸で休みをとれます。
(※逆に有給休暇のような優遇はないのですが…)

月収は少なくても済む

また、既婚女性でご主人主軸の家計なら、さほど稼がなくてよいのもメリットです。
ご主人が主軸で稼いできて、鍼灸師である奥様が補助的な収入源となるスタイルです。
その代わり、奥様が育児家事などの家の事を主軸で行います。

このようなパートタイマー的な収入(月収5~10万円)なら、一番自分のやりたいように鍼灸院経営ができると思います。
さほど強く経営のことを意識しないでも、わりとどういうスタイルで行っても、つぶれず細々と末永く継続できると考えられます。

また、開業せずに「勤務パート鍼灸師」するのもありかもしれません。
これはもう普通のパートタイマーと同じ考えですね。
業種が鍼灸だというだけで。
長々働けるような職場に巡り合えれば、経営に関する努力はほぼせずに「施術者=プレーヤー」として真摯に働けばいいだけですから気持ちはラクでしょう。
(※この場合時間に融通が利くかどうかは職場によります…。)

体力がいらない

施術スタイルにもよりますが、鍼灸専門であれば(マッサージなどと比べ)さほど体力はいりません。
ですので、ずっと続けることができるし、続ければ続けただけ「経験値」が高くなるのでより有利です。
このメリットは男女関わりなくですが、女性の方が体力面は気になる要素かと思いメリットにしました。

女性が鍼灸師になって気をつけたいこと

一方、気をつけた方が良いことも書いておきます。

軽い気持ちで取り組んでしまうデメリットです。

「なんとなく鍼灸やってみようかな」の意識で入学すると、「資格は取れるが活用せず」になる可能性が高まります。
理由は、男女ともに多くの鍼灸師は「鍼灸する場がない」のが悩みだからです。

鍼灸師の資格を取っても、誰に、どこで、施術できるのか?
この場がないといつまでたってもペーパー鍼灸師から脱却できませんし、学費がもったいなくなるかも…。
「鍼灸師でやっていくぜ!」という思いが強いだけ鍼灸師で生き残っていける気がしますので、入学前にその辺の覚悟を確認されると良いでしょう。

また、鍼灸する場所を作るためには開業が考えられますが、安易すぎる開業だとやはり失敗します。

月収5万円稼ぐにも、経費を合わせれば月商20万円くらいは稼げるチカラは必要です。
イメージとしては、週5日営業(月20日間営業)・1回5千円の施術費で、毎日2人は施術する必要があります。

また経理なども必要ですので、そのための時間や労力も要ります。

「開業してなんとかしっかり稼がねば!」という人の方が、やはりプレッシャーやハードルも高まりますが、その分しっかり意欲的に取り組む事がメリットになります。
細々継続は「うまくいく可能性が高い」がゆえに、あまりにも安易すぎるとダメ、ということです。

ガッツリ稼いでいきたいなら男女差はない

ガッツリ鍼灸師として生きていきたい女性には男女差はないと考えます。

「自分の強みを生かす」のは男女ともに同様ですから、自分の長所を打ち出して、それに共感してくれる患者さんにきてもらうだけです。
それが機能すればうまくいくわけです。
この法則に男女の違いはないです。
ですので、男女とも同じ鍼灸師として切磋琢磨する競合相手です。

まとめ

鍼灸師は収入が少ない職種です
ですので、収入に関してはあまり期待しない方が良いです。
(※何度も書きますが、これはあくまで一般論。開業してうまくいっている人も当然いますので、それを目指しても全然OKです。)

でも、鍼灸師はおススメです(笑)
時間に融通が利くことや自分ひとりで完結できる仕事スタイルは強みだし、体力や年齢を気にすることなくできるのも強みです。

女性鍼灸師は「女性患者さんに受け入れてもらいやすい」ことが男性より有利ですが、安易な開業をして結果失敗するという懸念もあります

最終的には毎度の結論ですが、性差ではなく個人個人によって違ってくる、ということです。
何を目指すか、何のためか、という自分自身の中にある「目標や目的」の強さを再確認して、鍼灸学校に入ってほしいです。

頑張ってください!

プロフィール
この記事を書いた人
めしたけ

首都圏のベッドタウンで鍼灸院をやっています。
鍼灸師キャリアは約20年。
短期の繁盛(=成功)よりも、安定継続(=失敗しない)を目指しています。
3人の子育て中のシングルファーザーでもあります。
開業・経営・生活全般など、あれこれ書きます。

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