【鍼灸院】コロナウイルスで経営不振になって気づいたこと

鍼灸院経営
スポンサーリンク

鍼灸院のコロナウイルスの影響

コロナウイルスの影響はまだまだしばらく続きそうな2020年初冬です。

今年の正月にまさかこのような一年になるとは想像した人はいなかったのではないでしょうか?
いやはや、「まさか」って本当に起こるんですね…涙

さて、
コロナのせいで売上に影響があった鍼灸院も少なくないはずです。
4月・5月頃にもっとも低下したのではないかと想像します
これは、全国的な調査でも裏付けられています。

そして6月以降ゆっくり(院によっては急激に)回復し、その後は例年と変わらない売上を作れているところが多いでしょう。
もしくは、昨年より微減状態で推移という感じでしょうか。

一年のスパンで見れば、国の「持続化給付金(個人事業主は100万円)」もあり、売上は減ったとしても飲食店のようにすぐにどうこうなる厳しさではないと思います
いかがでしょうか?

しかし、
何とかやり繰りできているとしても、コロナはやはり大きな衝撃でした(まだ現在進行形ですし…)。
開業鍼灸師の皆さんは、急変する状況の中、いろいろと考えることもあったと思います。

私も自分なりに考えました。

今回は、コロナで経営不振になって気づいたことを書いてみます。
もちろん同じ状況から全く反対の気づきを得る人もいると思いますので、あくまで私個人の気づきという一意見としてお読みください。

コロナで得た8つの気づき

気づいたことは8つです。
今までも感じていたこともありましたが、今後さらに大事にしなきゃならないことですね。

1)経費(固定費)を少なくする
2)内部留保(貯金)をしておく
3)生活費の最小限を知る
4)情報を得る
5)時間をかけて費用はかけない
6)思い切って修正する
7)副業する
8)(良い意味で)諦める

ひとつひとつ解説します。

経費を少なくする

コロナでは売上が急ストップしました。
新規は来ないし既存もキャンセルし、ある時を境にパタッと予約がカラになったわけです。
なかには営業自粛した院もあったことでしょう(うちも2週間ほど閉めました)。

しかし、それでも店舗は維持しなきゃいけません
家賃、光熱費、通信費、広告費(月決め)や会費や保険料など、は発生します
これらが痛いわけです。
とくに固定費は努力で減らすとかそういうものではないので、少ない方が良いに決まっています。

これから始める人にだったら「家賃は安い方が良いよ~」と強く言えますが、すでに始めている人は仕方ないです。
究極には「移転」も視野に入れますが、とりあえずはこの家賃を払う方策を考えるだけですね。
そのストレスは金額に比例しますので、家賃はやはり少ない方が良いですね。

広告費なども見直しです。
本当に効果が出ているのかを検証したいですね。
惰性で払っていた費用がないか、あればそれらを減らせないか…を検討です。

零細開業鍼灸院にとっては、経費を減らすことが善です

内部留保(貯金)をしておく

売上がないので、経費の払いは貯金からになります。
もうね、これは純粋に貯金額です。
貯金が尽きたらアウトです。

ですので、事前にどれだけ貯蓄できているかが重要。
普段の売上の中から鍼灸院用の貯金をしましょう

鍼灸院用の銀行口座になるべく残しましょう。

目標は「売上の10%」とか言われますよね。
月商100万円なら10万円です。

…ですが、月商50万円だと5万円は残せないと思います。
月50万円だと自分の報酬(給与的なもの)は25~30万円でしょう。
生活費にいくらかかるかは人によりますが、結構ギリギリではないでしょうか。

なので、
10%とは言いません、5%(2~3万円)でもいいので残しておきましょう
最初からそのくらいの額をキープして、残った額で経費や報酬を払いましょう。

現金が手元にあるって、ココロの安定には、超重要です(苦笑)

生活費の最小限を知る

ある程度の内部留保を残すには、「売上をそのぶん上げるか」「支出を減らして残る金額を増やすか」のふたつしかありません。
コロナでは治療収入の増加は見込めなかったので、選択肢は「支出を減らす」一択でした。

鍼灸院の経費を最小限にしたら、あと削れるのは「生活費」です。

1ヶ月生活するのに必要な額はいくらでしょうか?
家賃、食費、光熱費、通信費、日用品費、お小遣い…。
家族構成でも大きく違ってくるでしょう

スマホも格安でいいのでは?
子供の習い事もそこまで必要か?
外食よりも家で作った方が費用は安いのでは?
車も本当に必要か?
保険もそんなに必要か?

…こんな感じで、無駄や減らせる項目はないでしょうか?

それらを減らしていった時に、必要な額はいくらでしょう?

いますぐに生活費削減しなくてもいいかもしれませんが、「本当に必要な最低額を知っておく」ことは重要です

情報を得る

コロナ対策では「持続化給付金」「家賃給付金」など国からの支援もありましたし、地元自治体でも独自支援があったはずです。
そういうのは「知っているか否か」で大きく対応が違います

持続化給付金のように大型給付は目につきますが、たとえば融資の優遇については意外とチェックしていないかもしれません。
ひとり鍼灸院で銀行融資を受ける人もは少ないかもしれませんが、その情報を知っていて使わないのと、知らないで使わなかったのでは雲泥の差です。

とくに融資を受ける際に行政が与えるお墨付きである「セーフティネット4号認定」についてなどはノーマークだったかもしれません。
これは「確かにこの人は売上減少している人ですよ」という行政からのお墨付きで、銀行の融資がおりやすくなります。
また、融資を受けなくても「小規模事業持続化補助金」の申請をする際にも使えました。

これらは商売の情報でしたが、プライベートでも様々な支払い免除や猶予を受けられる仕組みもありました。
これらを活用して一時的かもしれませんが急場をしのげた人もいたかもしれません。

このように、情報を得ておくのはとても重要です。

時間をかけて、費用はかけない

一時的にピンチになっても、やはり鍼灸院で食べていくとなればコロナが落ち着いた後に備えるのは大事。
そのためにできることはしたい。

でも、経費を抑える原則からしたら「おカネをかけて集客」みたいなのはNG

そこで「おカネをかけずに時間をかける」方法で行きます。

どうせ暇なんだから時間を大いに使いましょう。
無料で使えるツールを時間をかけて活用しましょう

集客の基本は「オンライン」「オフライン」の2本です。

オフラインも良いのですが、頻繁に地元の飲食店に出向いて顔を売るとかお灸教室などの集まりを開くなどは、コロナ下では難しい。
とすれば、やはりオンラインです。

今ですと、ホームページの強化改善をメインにして、MEOをしっかり充実させて、その上でのSNS(Facebook・YouTube・Twitterなど)に手を出す、でしょうね

(HP以外は)全て無料ですが時間(手間)がかかるものなので、手間をかけましょう。
ピンチならやみくもにやってもいいのでは!?
がむしゃらさは結構大事です。

思い切って修正する

がむしゃらに何でもやってみる、というのは「プラスの攻め」。
でも、あれもこれも足していくだけでなく、逆の「マイナスの攻め」も考えてみてもいいかも。

今までやってきたことを止めてみる、ってことです。

ホームページの中身を減らしたり修正したり。
広告の在り方を見直して中止したり。
提供メニューで人気のないものを止めるとか。
院内の整理整頓だって含みます。

小さなところでは、意外とPC内にゴチャゴチャと要らない昔のファイルがたまっていませんか。
思い切ってごっそり削除したらいいです。

こういう方向転換ができるのが、低迷している時です。
うまくいっている時は、うまくいっている流れを止めたくないので惰性で今までのやり方を変えられません。
でも、上手くない時期には何でもできます(笑)

これって結局、「今の自分に必要なことは何か?」を問うているのです。

優先順位を明確にすることで、下位になるモノたちを切り捨てるのです。
そうすることで、スッキリと明確に目指す方向に進めますし、新たな出会いや気づきが生まれます。

新しく成長するための断捨離、ですね。
コロナ下とはそんな時期です。

副業する

コロナ下は鍼灸院は収入が増えない時期だと書きました。
ただ収入増を目指すなら、鍼灸ではない他の収入源を確保すればいいだけの話です。

副業ですから額はそんなに稼がなくても良いです。
何か出来る事はないでしょうか?
何かしらのバイトでもOKです。

農家+鍼灸院とか漁師+飲食店とか最近チラホラ見聞きします。

鍼灸(本業)がいまいちなら他の収入を増やす方手段を考えなきゃですよね。

(良い意味で)諦める

コロナは自分の努力不足とかではないです。
天災のようなもので、こればかりは自分の影響外の部分です。
そういう「まさか」に出くわしてしまったのは不運でしかない。
だから、これはもう諦めるのが一番です。

これはなにも「自暴自棄になれ」と言いたいわけではありません。

支出を減らして、別の収入ルートを作って、銀行や行政の支援も受けて、さらにコロナが落ち着いた後の本業復興を今から計画して…、とやっていくのです。
努力は続けます。

それでも「いろいろなことが起きるもんだ、人生そんなもんだな」という諦観は必要かも。

まとめ

コロナに限らずピンチの時ほど、自分の中で「なぜ鍼灸院をやっているのか?」を明確にする良いチャンスです

稼ぎたいとか、施術したいとか、自営業者でありたいとか、…何でもいいです。
そういう自分が鍼灸院を続ける柱のようなものを明確にしておくとぶれずに生き残れます。
気持ちを上回る暴風雨がやってきたらあっけなく沈没してしまうでしょうが、少なくとも抗うための拠り所になります。

旅行、観光、団体向け飲食店、居酒屋などが極めて厳しいのと比べ、鍼灸院はコロナの影響が少ない業種と思われます。
だからすでに多くの鍼灸院さんがさほど恐怖を感じていないと思われます。
自分もいち開業鍼灸師ですからよくわかります。

でも飲食店などの状況を他人事と思わず、鍼灸院として参考に出来る事はないか?と常にウオッチしていきたいですね。

ピンチはチャンス。
少しでも良く変化いていきたいものです。
頑張りましょう(^^)/

プロフィール
この記事を書いた人
めしたけ

首都圏のベッドタウンで鍼灸院をやっています。
鍼灸師キャリアは約20年。
短期の繁盛(=成功)よりも、安定継続(=失敗しない)を目指しています。
3人の子育て中のシングルファーザーでもあります。
開業・経営・生活全般など、あれこれ書きます。

めしたけをフォローする
鍼灸院経営
スポンサーリンク
めしたけをフォローする
鍼灸院経営とひとり親生活のハナシ

コメント